牛窓とは
岡山県瀬戸内市牛窓町・・・日本のエーゲ海と称される田舎町です。
岡山は晴れの日が多く、温暖な気候で、白桃やピオーネなどのフルーツの栽培が盛んです。
ここ牛窓では、オリーブが栽培され、夏にはスイカやカボチャ、冬には白菜やキャベツなど畑に沢山並んでいます。
ペンション村にはモダンな建物が並び、牛窓港付近は昔ながらの古い町並みが見られます。
最近では、牛窓ナチュラルキャンプも毎年開催され、なごめるカフェもぽつぽつと出来てきて、癒しを求める人には注目スポットなんじゃないの?!とひとりでこっそり思っています。
さて、この牛窓という地名の由来です。
神巧皇后が三韓征伐の道中、この地で塵輪鬼(じんりんき=頭が八つの大牛怪物)に襲われたが弓で射殺。皇后が新羅からの帰途、成仏出来なかった塵輪鬼が牛鬼になって再度来襲、住吉明神が牛鬼の角をつかんで投げ倒した。この場所を牛転(うしまろび)といい、訛って牛窓になったという。
牛窓界隈には、伝説にまつわる浮かぶ島や神社等がある。
牛窓には、前島・黄島・黒島・青島などの島々が瀬戸内海に浮かんでいる。定かではないが、この牛鬼が滅びた後にこれらの島々に化けたとの言い伝え(伝説)がある。頭は黄島、胴体の前は前島、胴体の後ろは青島、お尻の部分は黒島に化けたと地元では伝えられている。(wikiより引用)
牛転(うしまろび)から牛窓(うしまど)になったとの事ですが、どこでどう変化したんでしょうね。伝説や、神話などとっても興味深いです。
牛窓年間行事
千手山弘法寺踟供養(ねりくよう)
阿弥陀聖衆来迎のようすを荘厳に演じる法会。阿弥陀信仰によって浄土の世界へ導かれたという奈良時代の『中将姫伝説』を劇化した珍しいお祭りで、日本三大踟供養のひとつとされています。極楽浄土へ行く練習なんだそうです。(岡山県指定文化財)
・開催日:5月5日
・開催場所:千手山弘法寺
・問合せ先:遍明院 0869-34-2050/東壽院 0869-34-2455
牛窓花火大会
夜空に2000発の花火が打ちあがる牛窓随一の花火大会です。色とりどりの花火が夜の海にも映ります。地元の人はもちろん、県内外からも足を運ぶ人が多いという牛窓港の夏の風物詩です。
・開催日:毎年8月第1土曜日
・開催場所:牛窓港周辺
・問合せ先:瀬戸内市役所産業振興課 0869-22-3953
牛窓ナチュラルキャンプ
今年のナチュラルキャンプは黒島で行われます。ライブやワークショップなど盛りだくさんです。オリーブ収穫祭
オリーブの収穫時期に合わせて開催。オリーブの収穫体験やパエリアの試食などでにぎわいます。オリーブ製品もお買い得な値段で販売されます。・開催日:10月中旬
・開催場所:牛窓オリーブ園
・問合せ先:日本オリーブ(株) 0869-34-9111
牛窓秋祭り
牛窓地区の氏神さま、牛窓神社の秋の祭礼。御神輿やだんじりが町を巡行し、唐子踊、太刀踊が奉納されます。牛窓の町が祭り一色となるこの日は、県内外からもたくさんの人が訪れます。牛窓に今も息づく歴史と文化を体感できます。・開催日:毎年10月第4日曜日
・問合せ先:瀬戸内きらり館 0869-34-5250
■御輿巡行
文政8年(1825年)に再興された牛窓神社の御神輿は、総欅造り、胴六角と県内でも大変珍しい形をしています。当日は、午前10時に牛窓神社を出発し、前島を含む地区内21カ所に設置された御旅所をまわります。
〔牛窓地区一円で終日〕
■だんじり巡行
牛窓独特の舟形だんじり5台(県指定重要文化財)が1日中、町を勇壮に練り歩きます。そのさまは必見!
〔牛窓地区一円で終日〕
■太刀踊
綾浦区の御霊社で午前9時から奉納される太刀踊。5人で踊り、一人は陣笠に袴をつけた大太鼓役に扮し、2人は男役で刀を持ち、2人は女役に扮し、薙刀を持ちます。「ヘイヘイヘーイ」という不思議な掛け声とともに舞う声が祭りの朝に響きます。
(県指定重要文化財)
〔御霊社で午前9時から〕
■唐子踊
色鮮やかな異国の衣装に身を包んだ2人の稚児が若者の肩車に乗って神社を参拝。その後、境内で小太鼓、横笛と歌に合わせて、なんとも不思議な踊りを繰り広げます。この歌は、今となってはまったく意味がわからず 、踊りの所作も独特。一瞬、異国にタイムスリップした気分になります。
(県指定重要文化財)
〔疫神社で午後1時から〕